南駿河台ペイントblog

「ちょっと　ちょっと　これで大丈夫なんですか」

現場で調色（色づくり）をして、配管撤去後の部分塗装をしていたら突然
他の業者さんから言われれしまいました

 


その理由はこれ！















「緑だけど、色が全然合ってないんじゃないの？」

確かにその通りです！
誰が見てもそのように見えると思います。

その業者さん、かなり心配して声をかけてくれたとのことです。



でも・・・「安心してください！はいていますよ！
　　　　　　ではなく・・・・色合ってますよ！」


見てて下さい、時間がたつと徐々に色が合ってきますからと言って

　30分　40分　と時間がたつにつれて徐々に色が濃くなり・・・・約1時間後には

こんな感じになりました。

  

だいぶ周りの色に近づいてきましたね(^^♪

次の日には、完全に乾き、ほぼ分からないほどになると思います。



塗料というものは乾いていない状態の時と、乾ききった状態とでは色が全然違うんです。
業界用語では「色がのぼる」と言います。

この色のぼりを計算にしながら、調色作業を行っていかなければなりません。

とかっこいいことを言っていますが、この作業なかなか大変なんです。


現状の色は日焼けしていたり、汚れていたり、経年劣化により艶が微妙に無くなっていたりと
調整しなければならないことが多々あります。

調色は月に5回ほどやりますが、ぴったりと色と艶を合わせ、自分でも塗ったところの境が分からなくなると
とっても気持ちいいです。


指摘してくださった業者さんも、周りの色に、徐々に近づいていくのを見て
　「乾いた時のことを計算しながら色を作るなんて、すごいねー。　これは真似できないわ！」とびっくりしていました。

その言葉を聞いた時、「塗装屋をやっていて良かったー！また一つ自信が付いた」と心の中でガッツポーズ！


調色作業は、塗装屋として大事な技術の一つだと考えています。
この奥の深い作業、もっともっと極めていきたいと思います！



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